ホーム > 研究・調査・システム開発(2012年度) > 居宅介護サービスを利用する高齢者のアクティビティに関する研究
2012年度

[健康]に関する研究居宅介護サービスを利用する高齢者のアクティビティに関する研究

概要

研究名
居宅介護サービスを利用する高齢者のアクティビティに関する研究
外部助成
平成24年度日本学術振興会科研費 学術研究助成基金助成(若手研究B)
背景又は
社会的関心
余暇活動が高齢者の生活の質(QOL)を維持・改善することが知られている。身体的障害や認知症のある高齢者においてはケアの視点から余暇活動を支援するアクティビティ支援が重要であるが、わが国の高齢者福祉におけるアクティビティの位置づけはあいまいであり、アクティビティを支援として位置づける必要性を検討するべきである。しかしながら、要支援・要介護高齢者が実際に参加するアクティビティの実態は詳細には調査されておらず、検討のための資料が不足している状態である。
目的
本研究では、要支援・要介護高齢者が参加するアクティビティの種類とニーズ、および参加に影響する身体・心理・社会的要因を明らかにすることで、高齢者ケアにおいてアクティビティを支援として位置づける必要性を検討する上での、基礎資料を提示することを目的とする。
内容又は方法
対象となる居宅介護支援事業所の介護支援専門員により、インターライ方式のアセスメントツールで入力されたデータの一部を二次的に用いる。得られたアセスメントデータから統計的分析を行い、以下のことを明らかにする。

・要支援・要介護高齢者が参加するアクティビティの種類
・興味があるにもかかわらず参加していないアクティビティの種類
・利用者の身体・心理・社会的要因がアクティビティ参加に与える影響
・利用する介護サービス種類・量とアクティビティ参加の関係
調査対象
30の居宅介護支援事業所で入力される5000人分のインターライ方式アセスメントデータの一部
従事者
・財団内:天野、石橋
・財団外協力者:山中 克夫(筑波大・准教授)
関係先・協力者
居宅介護支援事業者8法人、ソフトベンダー2社
研究成果の
公表・普及計画
・関連学会での発表、論文の執筆
・ウェブサイト等で結果を公表
期間及び将来計画
期間:平成24年〜25年の2年計画

担当者:天野 貴史(あまの たかし)

(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 研究員

[主な研究・プロジェクト]

ダイヤ財団の研究報告書や刊行物について

ダイヤ財団では高齢社会における「健康」「生きがい」等の諸問題について調査・研究活動を学会報告するとともに、主なものを研究報告書として発表しています。また、「ダイヤニュース」や「ダイヤ財団新書」などの財団刊行物をご希望の方は、下記までお問い合わせください。

【お問い合わせ先】

電話番号03-5919-1631受付時間:平日9時30分〜16時30分